福島県・浪江町の秋の風物詩「十日市祭」が15年ぶりに震災前の会場で行われた。

11月22日~23日の2日間にかけて浪江町で開催された、明治時代から続くとされる「なみえ町十日市祭」。
東日本大震災以降、避難先の二本松市や町内の別の会場で行われていたが、15年ぶりに町の中心部の新町通りで開催となった。
店や住宅など多くの建物が解体されたが、この日は「なみえ焼きそば」など約130の露店が並び、町は活気に溢れていた。

浪江町に住む女性は「会場に来てみて、こんなに沢山人が戻ってきてくれるんだなと嬉しく思っています」と話した。
また、十日市実行委員長・阿久津雅信さんは「この人出を見て、浪江町はやっぱりこれだけ人を集められるポテンシャルがあるということを今日改めて実感しました」と喜んだ。
2日間で3万5000人が訪れた十日市祭は、来年も新町通りで開催される予定。

福島テレビ
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