高市首相は、G20(20カ国・地域)サミットに初めて出席し、ロシアによるウクライナ侵攻などに触れて、法の支配に基づく国際秩序の重要性を強調しました。
高市首相は「法の支配に基づく、自由で開かれた国際秩序の維持・強化、そして、責任あるグローバル・ガバナンスの再構築に向け、G20メンバーと共に行動していきます」と述べました。
また、世界経済の不確実性が増す中、多角的貿易体制の元での「自由で開かれたインド太平洋」の実現を訴えました。
高市首相はその後、急きょ開かれたウクライナに関する首脳会議では、首脳らと笑顔で握手を交わし、イタリアのメロー二首相と抱き合う場面もありました。
一方、高市首相は、防災などを協議する会議を直前で欠席し、尾崎副長官が代わりに発言しました。
また、焦点となっている中国の李強首相との接触を巡っては、フォトセッションの際に数メートルほど離れた距離で並び立つ場面も見られましたが、これまでの所、接触には至っておらず実現の見通しも立っていません。