長野県神城断層地震から11年が経った白馬村で、消防訓練が行われました。
震災を伝える特別展も開かれています。
毎年、火災が起きやすい秋に行われている訓練には、住民など50人余りが参加し、消防団員などの指導を受けながら放水作業などを体験していました。
参加した女性:
「普段あまり備えていないので、こういう機会があると勉強になります」
訓練の前には、白馬中学校の生徒が防災学習のまとめを発表し、避難所での宿泊体験を通して学んだ、災害時のリーダーの大切さなどを伝えていました。
会場となった白馬村役場では、最大震度6弱を記録し、住宅などに大きな被害を出した2014年の長野県神城断層地震の発生時期に合わせ、「災害アーカイブ展」が開かれています。
震災の状況やその後の復興事業などが紹介され、訪れた人たちは写真などを見て当時を思い起こしていました。
村内の男性:
「11月になればやっぱり当時の気持ちが出て来るね。
その時は本当にたいへんで、村の人にお世話になって。」
展示は白馬村役場村民ホールで12月1日まで行われています。