泉鏡花文学賞の授賞式が開かれ受賞した高村薫さんと木内昇さんが喜びを語りました。
授賞式は金沢市内で行われ受賞者の高村薫さんと木内昇さんが表彰状などを受けとりました。
高村さんの「墳墓記」は現代と古典の言葉を交えて能楽師の男の夢の中を描きだした作品です。
高村薫さん:「泉鏡花文学賞とは非常に縁のない遠い世界だったものですからものすごくびっくりいたしました」
木内さんの「奇のくに風土記」は本草学者の畔田翠山の半生を描いていて自然の崇高さが表現されています。
木内昇さん:「現実と空想がごっちゃになっている世界に生きているみたいな、そんなところが(泉鏡花と)重なっているのかもしれない」
式ではアマチュア作家を対象にした市民文学賞の受賞者にも表彰状が贈られました。