火災で焼失し、復元中の首里城の端材を使い輪島塗を施した三線があります。その名も「復興三線」。この三線の演奏会が輪島市内で開かれました。
輪島市内で開かれたイベント、「漆の絆」。火災で焼失し現在復元中の首里城と地震や豪雨で甚大な被害を受けた輪島市の復興を願って沖縄県が開きました。
イベントで披露されたのは「復興三線」の演奏です。首里城の端材を活用したこの三線には輪島塗の職人による蒔絵も施されています。職人たちの復興への思いが込められた三線の音色に訪れた人は聴き入っていました。
訪れた人:「みんな力合わせて一生懸命に復興に向けて頑張っていこうと思います」
イベントでは琉球漆器を紹介するコーナーや沖縄の名産品の販売ブースも設けられ、多くの人たちで賑わいました。
主催した沖縄県の担当者は「職人同士の交流を通して輪島と沖縄がどんどんつながっていければ」と話していました。