日本維新の会の藤田共同代表は21日、国民民主党の玉木代表と国会内で会談し、自民党と維新が今国会への提出を目指す衆院議員の定数削減のための法案について、共同提出を視野に入れた協力を打診した。
自民と維新は21日、実務者協議を行い、今国会で具体的な削減数を盛り込んだ定数削減法案の成立を目指すとした上で、選挙区か比例かといった削減方法や、削減時期などについて、1年以内に結論を出すとの考えで合意した。
関係者によると、藤田・玉木両氏の会談では、藤田氏が自民との協議内容を説明し、法案の共同提出を視野に入れた協力を打診した。
これに対し、玉木氏は「選挙制度改革とセットで議員定数の削減を行うことは賛成だ」との考えを示す一方、法案の共同提出については回答を保留した。
玉木氏は「我が党としては、早ければ月内にも具体的な選挙制度改革案を取りまとめる方針だ」と伝えたという。