大分市佐賀関で起きた大規模な火災は発生から4日目を迎えましたが、いまだ鎮火には至っていません。
住宅密集地で発生した今回の火災では、多くの人が住む家を失いました。
住民の思いや生活再建へ向けた動きなどを取材しました。
火災の発生から4日目を迎えた避難所。
こちらでは正午時点で69世帯108人が避難生活を余儀なくされています。
中には帰る家を失った人もいます。
◆避難している人
Q.ご自宅の状況は?
「100%だめみたい」
Q.今後は?
「(市や区長から)アパートを今、詮索していますと。 そっちに入ってもらうようにしていると」
◆避難している人
Q自宅は?
「ありません。見事に焼けている」
Q今後の住宅について話は?
「それがないから、それ待ち。それを待ってどうするか。関(佐賀関)は動きたくない。みんなそうだと思う」
近所の人との結びつきが強い地域ということもあり、今後の生活に対し不安の声も聞かれました
◆TOS小野真奈美記者
「避難所には生活再建に向けた相談などを受け付けるサポートセンターがきょうから開設されています」
こちらでは市役所の職員が住宅に関する相談などを受け付けています。大分市では公営住宅の提供などに向けた準備を始めていて、被災者のニーズの調査を進めたいとしています。
◆大分市市民課 青木昌美さん
「高齢者が占める割合が多いので寄り添った支援ができれば」
ここ佐賀関で100年以上にわたり事業を続けているJX金属も支援に乗り出しています。社員寮の空き部屋31室を無償で提供出来るよう準備を進めていて、「支えてもらった地域の復興に尽力したい」と話しています。
また、貸し会議室大手のTKPも大分駅前に12月開業するアパホテルの客室提供を大分市に申し入れたということです。