福岡市は、市地下鉄七隈線の予想を上回る利用者の増加に対応するため、現在の4両編成から6両編成に増やす検討を始める方針を明らかにしました。

2023年3月に博多駅まで延伸された福岡市地下鉄七隈線。

利便性が向上したことから利用者も予想を超えて増え続けていて、朝のラッシュの時間帯には混雑率が130%に達しています。

この状況を受け、福岡市は21日の交通対策特別委員会で、現在4両編成で運行している車両を6両に増やし、混雑緩和を目指す方針を明らかにしました。

◆福岡市交通局計画課 末崎悦章 課長
「(七隈線の)利用の状況が予想を上回って増えているので、検討の必要性がある」

市では費用やスケジュールなどを検討するための予算を来年度に計上したいとしています。

福岡市は2023年、6両に増やす場合、駅の改修や車両の製作などに250億円かかるとの試算を示し慎重な考えを示していましたが、利用者の増加が想定を超え方針転換した形です。

また福岡市では、七隈線を姪浜駅まで延伸することや、博多駅から福岡空港国際線への延伸も検討するとしていて、議論の行方に注目が集まりそうです。

テレビ西日本
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