(菅井貴子気象予報士が解説 午後5時40分現在)
◆20日(木)の気温
けさも陸別町、中標津町、標茶町など道東内陸部で
-10℃まで下がりましたが、
日中は、南風で、全道的に寒さが緩みました。
前日より5~8℃高く、札幌の最高気温は10.9℃で、
3日ぶりに2桁となりました。
◆今夜は不安定
北海道付近を寒冷前線が通過するため、
局地的に雷を伴った強い雨となりそうです。
特に、日本海側は、落雷、ひょう、竜巻などの激しい突風にご注意下さい。
激しい雷鳴が聞こえるときは、入浴や水仕事を控えたり、
家電は、故障や火災の原因になりますので、プラグを抜くなど対策をして下さい。
◆札幌の雷日数
気象台では雷を観測していますが、
今年の札幌の雷日数は26日で、過去最多となっています。
平年が9.2日ですので、約3倍です。
秋から初冬に集中して多くなっていますが、
温暖化も関係しているかもしれません。
海水温が高く、気温が高かったため、空気が含むことができる水分量も多く、
積乱雲が発達し、雷雲になりやすかったことも考えられます。
◆あす21日(金)の天気
冬型の気圧配置に変わり、日本海側は雨から雪へ変わるでしょう。
夜はふぶく所がありそうです。
札幌も夕方以降は、にわか雪がありそうです。
太平洋側や道東は、晴れますが、風が冷たく感じられそうです。
◆あす21日(金)の気温
寒さが戻るでしょう。全道的に前日より3~6℃も低く、
札幌は最高気温でも5℃です。
外出は、防寒をしっかりとして下さい。
◆札幌の10日間予報 21日(金)~30日(日)
3連休は天気の大きな崩れはなく、寒さが緩むでしょう。
最高気温は13℃と、10月並みの高温です。
来週は周期的に天気が崩れますが、降るのは雨となりそうです。
ただ、雨の翌朝は冷えますので、路面の凍結には気を付けて下さい。
札幌の根雪は12月に入ってからとなりそうです。