日経平均株価が大幅上昇しています。
アメリカの半導体大手「エヌビディア」の決算が市場予想を上回ったことを受け、一時2000円以上値上がりしました。
買い注文が一色となった東京市場は、全面高の展開となりました。
平均株価は、取引時間中としては3日ぶりに節目の5万円を回復しました。
相場を押し上げたのは、アメリカの半導体大手「エヌビディア」の好決算で、業績見通しなどが市場予想を上回りました。
AI(人工知能)向け需要が今後も広がるとの見方から、半導体関連の銘柄などに買いが集まっています。
一方、円相場では円安が加速しています。
1ドル=157円台前半と、2025年1月以来の安値をつけました。
片山財務相は19日、日銀の植田和男総裁との会談のあと「為替について具体的な話はしていない」と述べたことで、政府日銀が円安の是正に動かないとの見方が強まりました。
一方で、市場関係者の間では日本と中国の関係悪化を心配する声が広がっていて、「株式市場のリスクになっていて、円にもマイナスに働く」との見方が出ています。
20日の東京株式市場の日経平均株価、午前の終値は、19日に比べ、1487円40銭高い、5万25円10銭、TOPIX(東証株価指数)は、3310.07でした。