重要な宮中行事である「新嘗祭(にいなめさい)」で、鶴岡市で作られたつや姫が皇室に献上される。この献上米と同じ田んぼで作られたコメが、鶴岡市内の小学校の給食で提供された。

11月23日に開催される宮中の伝統行事「新嘗祭」で献上されるコメは、鶴岡市の温海地域で作られたつや姫。
18日、その献上米と同じ田んぼでとれたコメが、市内すべての小中学校の給食で提供された。

このうちのあつみ小学校の給食の時間に、地元で献上米を生産した伊藤貢さんが訪れた。
「天皇陛下に納めたコメをみなさんにも食べてほしい」と伊藤さんが声をかけると、子どもたちは厳格に管理された貴重なコメをおいしそうにほおばっていた。

(児童)
「いつもより甘くておいしい。天皇陛下に献上されるのはすごい。温海からそんなコメが出て食べられてうれしい」

「献上米を作っている人がいるというのは鶴岡市にとっても良いことだと思う」

(献上米生産者・伊藤貢さん)
「献穀田でとれたコメを食べることはまずできないと思うので、食べてもらって、そこから新嘗祭のことも学ぶと思うし、食育につながれば良い」

献上米のつや姫は、鶴岡市内37の小中学校すべてで約840キロが提供されたという。

さくらんぼテレビ
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