おととしの原爆の日に、広島市の職員を集団で暴行した罪に問われた中核派の活動家5人に対し、広島地方裁判所は、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

【竹内記者】
「判決までまだ2時間以上ありますが、こちらでは被告の無実などを訴える集会が開かれています。シュプレヒコールを挙げています。近くでは県警の機動隊がその動きを警戒しています。裁判所前はものものしい空気に包まれています」

判決などによりますと、東京や大阪に住む中核派活動家の男5人は、2023年8月6日、原爆ドームの近くで平和記念式典の参列者を誘導していた広島市の職員に、集団で暴行を加えた罪に問われていました。

きょうの裁判で、広島地裁の角谷比呂美裁判長は、「被告らの暴力は正当な行為に当たらない」としたうえで、「政治的弾圧」とする被告らの主張を退け、5人にそれぞれ懲役1年2か月、執行猶予3年から4年の有罪判決を言い渡しました。(求刑:懲役2年~1年6カ月)

被告側は、判決を不服として即日控訴しています。

テレビ新広島
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