高市総理大臣の台湾有事をめぐる発言で事態打開に向け北京入りしている外務省の金井アジア太平洋州局長は中国側との協議を終えたとみられ、さきほど中国外務省を出ました。
険しい表情で、記者の問いかけには無言でした。
協議は非公開ですが、金井氏は、高市首相の国会答弁について日本の従来の立場を変えるものではないと説明したほか中国の薛剣大阪総領事によるSNSへの投稿について抗議したとみられます。
一方の中国側は、反発を一層強めており高市総理大臣の発言の撤回を強く求めたとみられます。
双方の主張が対立していて、今回の協議で事態打開につなげられるかは難しい情勢です。