佐賀空港を18日午前に離陸し、その後、福岡県八女市に墜落したおそれのある小型機は単発のプロペラ機であることがわかりました。
神戸市で航空事業を展開するヒラタ学園によりますと、佐賀空港を離陸した後不明となり、墜落したおそれのある小型機は「単発プロペラシーラスSR20」という機体で、12年ほど前まで学園で所有した後、個人に売却したということです。
学園では学生の訓練に使っていました。
佐賀空港事務所によりますと小型機は18日午前10時13分に佐賀空港を離陸し、大阪に向かいましたが、その後、連絡が取れていません。
小型機には50代から70代の男性3人が搭乗していて、このうち2人は京都市在住との情報があり、17日に京都から佐賀に来ていたということです。
一方、18日午前10時半ごろ八女市星野村吉城付近で「セスナのようなものが落ちた。黒煙が出ていた」という通報がありました。
TNCの取材ヘリコプターは午後0時50分ごろ、八女市星野村の山の中で墜落したとみられる小型機を確認しました。
現場は福岡と大分の県境に近い山中で、確認当時はうっすらと白い煙があがり、周辺の上空では消防のヘリが旋回していました。
映像では、機体は大破し原形をとどめていません。
警察によりますとけがをしたとみられる人を発見しました。
けがの程度はわかっていません。