地域の生きがいづくりにつなげようと、店員全員が地元の高齢者という食堂が、11月17日に岩手県盛岡市にオープンしました。地元の食材を使って家庭の味を提供します。
盛岡市青山に17日にオープンしたのは、「あおやま街仲食堂byジーバーFOOD」です。
この食堂では、銀河のしずくのおにぎりや地元の野菜を使った豚汁を提供しています。
店員は全員、市内在住の60歳以上で、調理や配膳・メニューの考案などを行っています。
営業時間は午前11時からの3時間で、訪れた人たちは店員と会話をしながら料理を味わっていました。
来店客は「くつろげた。自分の両親もこういうお店で働けたら良い老後になると思った」と話していました。
店員
「ちゃんとできるかなという不安とわくわく感と色々な感情を感じている。幅広い年齢の方に来てもらい、ほっとしてもらいたい」
こうした高齢者による食堂は、生きがいづくりなどのため、仙台の企業「ジーバーFOOD」が2022年に始めたもので、市内の薬局が運営するこの盛岡市の店舗は、全国7カ所目だということです。