大分県大分市の業務委託を巡る入札妨害事件で、当時の市議から予定価格を聞き出して落札した罪に問われている造園業者の社長に17日、懲役1年、執行猶予3年の有罪判決が言い渡されました。

公契約関係競売入札妨害の罪で有罪判決を受けたのは大分市の造園業「新名緑化」の社長・新名公明被告58歳です。

判決などによりますと、新名被告は2024年4月大分市の公園の管理業務委託などを巡る指名競争入札で、秘密事項である予定価格3件を当時の大分市議から聞き出しこのうち1件を落札したとされています。

17日の判決公判で、辛島靖崇裁判長は「公契約関係の入札の公正を害した程度は大きい。利欲的な犯行動機に酌むべき点はない」などと指摘。一方で「罪を認めている」などとして懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。

弁護側は控訴しない方針です。

テレビ大分
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