日に日に寒さが増す中、各地の紅葉の名所では見頃を迎えています。
大分県内の美しい紅葉の様子をお届けします。
◆TOS刀祢優月記者
「濃い赤色や鮮やかなオレンジ色に染まったモミジを日本庭園の中で楽しむことができるこの場所。庭園の中には滝もあって水の音ともに紅葉を楽しむことができます」
中津市耶馬渓町にある渓石園です。
およそ2万平方メートルの日本庭園に植えられた木々が色付き今、紅葉が見頃を迎えています。
2025年は色付き始めが遅くなったものの最近の冷え込みで一気に色付き例年と同じこの時期にピークを迎えたということです。
17日は多くの観光客が訪れ、美しい紅葉を写真に収めるなどしていました。
◆訪れた人
「ちょっと(紅葉は)早かったかなと思ってここに来たらすごい。こんな立派なところがあるんですね。日本的でいい、やっぱり」
◆スイスから訪れた男性
「So any tourist like us from Switzerland,we come from Switzerland, will be very impressed.(スイスから来た私たちのような観光客は、きっと誰もがとても感動するでしょう)」
さらにこちらでは、12月1日までライトアップが行われていて昼間の景色とはひと味違う景色を堪能できます。
石垣に紅葉が映えるこちらは竹田市の国指定史跡岡城跡です。およそ2500本あるモミジのほかイチョウなども楽しめます。
まだ、真っ赤に染まる前の黄色や緑色の葉も残っていて、心地よい秋の風に揺れていました。歴史的な風情ある観光地はこの時季ならではの装いとなっていて今後さらに美しさを増しそうです。
◆訪れた親子
父「紅葉きれいやったなあ。いろんな色の紅葉があったなあ」
子供
Q.どの色が好き
「黄色」
◆訪れた人
「秋の紅葉を見に(来た)黄色もあるし、色鮮やかだった」
見頃は今週末から来週と見込まれています。
一方、こちらは豊後大野市の紅葉の名所用作公園です。
モミジやカエデなどおよそ500本の木々が色付きます。
現在の色付きは5割から6割ほど。今週末が見頃になりそうだということです。
また、用作公園では日が暮れると…ライトアップが行われています。
暗闇の中、光を浴びて浮かび上がる紅葉。水鏡となった水面にも色付いた木々が映り込み幻想的な雰囲気を堪能できます。
訪れた人たちは深まりゆく秋の景色に見入っているようでした。
ライトアップの実施は週末のみで21日から24日が今シーズン最後となります。
時間は日没から午後9時までとなっています。
ここからは気象予報士の大波多さんの解説です。
◆大波多美奈気象予報士
現在の紅葉の状況です。中津市の深耶馬渓や九重町の九酔渓など比較的早く色づいたところもまだ見ごろが続いています。
国東市の両子寺や臼杵市の白馬渓でも色づきが進んでいます。
見頃予想を見ていくと用作公園や両子寺は今週中にも見ごろとなりそうです。
白馬渓は23日ごろ、大分市の高崎山は12月初めに見頃を迎える予想です。
18日以降、寒気が流れ込み、厳しい寒さが予想されていてさらに色づきが進みそうです。
18日から19日にかけては山間部で雪が積もるところもありそうですので紅葉を見に行くときには十分ご注意ください。