クマによる被害が続く中、自民党は13日、自治体の資材や人材の確保に対する財政支援などを政府に提言した。
自民党のクマ被害緊急対策プロジェクトチームは、首相官邸で木原官房長官に緊急提言を渡した。
提出後、プロジェクトチームの笹川座長は、「財政的支援と制度的な改善をしてほしいとお願いした」と記者団に説明した。
提言では、箱ワナやクマスプレーなどの購入、不要な果物の木などの撤去、自衛隊・警察の退職者や現職の警察官を対象とした人材育成などを挙げ、交付金などで自治体を支援するよう求めている。
また、クマが冬眠から明ける春に管理捕獲を行うことも含め、個体数の管理を徹底する計画を策定することなども求めている。
クマ被害対策を巡っては、政府が緊急対策パッケージをまとめ、14日に発表する予定。