文部科学省が発表した問題行動に関する調査で、2024年度の高知県内の小中学校の1000人あたりの不登校者数が過去最多を記録しました。
県内すべての小・中・高校あわせて345校を対象にした2024年度の調査によりますと、小中学校の不登校の児童生徒数は1000人当たり34.9人。前の年度から0.6ポイント増え過去最多となりましたが、全国平均との比較では3年連続で下回る結果となりました。
県教委は不登校の兆しが見える児童生徒を学校全体で共有し、見守りや声掛け、個人面談など組織体制を進めてきた成果だとしています。いじめの認知件数は小学校で前年度より125件少ない2456件、中学校で54件少ない631件でした。
一方、器物損壊を含めた暴力行為は、小中学校は前の年度から18件増え243件となっています。