鳥取港に11月13日、巨大クルーズ船「三井オーシャンフジ」が寄港しました。
鳥取港で受け入れたクルーズ船としては最大で、市民が歓迎しました。
杉谷紡生記者:
鳥取港では、過去最大の旅客船がやってきました。港に巨大な建物が出現したかのような圧巻の大きさです。
13日午前8時、鳥取港に到着したクルーズ船「三井オーシャンフジ」。
全長約200メートル、乗客の定員は458人。
総トン数3万2477トンは、鳥取港で受け入れたクルーズ船では最大です。
11日に博多港を出発し、4泊5日で隠岐や韓国などを巡るツアーの途中で寄港しました。
岸壁では歓迎セレモニーが行われ、約400人の乗客を和太鼓の演奏で出迎えました。
乗客:
鳥取砂丘はテレビでしか見たことがないので、本物を見て感動を味わおうと思います。
乗客:
初めて来ました。楽しみです。
Qズワイガニのいい時期です。
乗客:
購入して友達に贈ります。
これまで、鳥取港に寄港できるのは2万トン級までの小型クルーズ船でしたが、国内を運航するクルーズ船が世代交代に伴って大型化が進んでいることから、県が5万トン級のクルーズ船を対象に入出港時の安全確保に向け調査、港の運用マニュアルを改訂するなど受け入れ態勢を整え、三井オーシャンフジの寄港を誘致しました。
鳥取県港湾課・藤本直幸課長:
鳥取というのは高速交通の新幹線などが通っていないところですので、たくさんのお客さんが一度に来るというのがなかなかなかったが、一度に鳥取に来ていただいて鳥取の魅力をしっかりPRして、海外でも宣伝していただきたい。
県は、2026年にも海外からのクルーズ船が国内で最初に寄港する「ファーストポート」として鳥取港を活用できるよう国との調整を進めています。