愛媛県内で10月、1000万円以上の負債を抱え倒産した企業は8件で前の月より5件増え、負債総額は24億円となり16倍に上ったと、東京商工リサーチ松山支店が6日に発表しました。倒産の件数は増加をたどると見ています。

東京商工リサーチ松山支店によりますと、愛媛県内で10月、1000万円以上の負債を抱え倒産した企業は8件で前の月より5件増加。今年の最多の3月に並びました。

負債総額は24億円で、前の月の1億5000万円の16倍になりました。

業種別は「製造業」「卸売業」「サービス業他」が2件ずつで並び、ほとんどが零細企業。

原因別は「販売不審」が半数の4件で、倒産の種類は「破算」が7件を占め、「特別清算」が1件でした。

負債額別で最も多かったのは「5000万円未満」の4件。

「1億円以上5億円未満」2件「10億円以上」「5000万円以上1億円未満」が1件ずつです。

国内では円安が加速し、物価高解消の好材料に乏しいなか、今後のポイントは物価高、人手不足、金利上昇に加え、過剰債務の解消が見込めない企業の資金調達と指摘。

国や金融機関の抜本的支援は「待ったなし」の状況としています。

愛媛県内は破綻を表面化する企業が10月に入り近年にないペースで増えていて、倒産は増加をたどると分析しています。

#愛媛 #東京商工リサーチ #負債 #倒産 #円安 #物価高

テレビ愛媛
テレビ愛媛

愛媛の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。