JR四国は11月7日、2024年度の各路線の区間ごとの収支を発表しました。瀬戸大橋線を除く全ての区間で赤字が続いています。
JR四国によりますと、24年度の営業損益は、管内8路線、18区間合わせて約138億円の赤字だったということです。100円の収入を得るために必要な経費を示す「営業係数」は18区間の平均で155円となり、前の年度に比べ2円改善されました。
黒字となったのは、瀬戸大橋線の児島-宇多津間だけで72円でした。そのほかは、高徳線の高松ー引田間で172円、予讃線の高松-多度津間で125円など17の区間全てで赤字となりました。
JR四国は、営業係数は前の年度と比較して改善したものの、利用者数はコロナ禍前の水準には戻っていないとして利便性の向上や利用促進に取り組んでいきたいとしています。