瀬戸内エリアのサイクリングロードで観光客の誘致を図ります。11月7日、岡山県の伊原木隆太知事らが県内のサイクリングのモデルルートを試走しました。

中四国各県と兵庫県、国土交通省の出先機関、経済・観光団体などでつくる「Setouchi Velo協議会」が企画したもので、岡山県の伊原木隆太知事や広島県の湯崎英彦知事らが備前市から津山市に続く「片鉄ロマン街道ルート」をスポーツタイプの電動アシスト自転車で試走しました。

(中西源太記者)
「きょう試走で使われたこの片鉄ロマン街道ルートの最大の魅力は片上鉄道の廃線跡を走行できること。このようにかつての駅舎も残っていて鉄道の歴史を感じることができます」

岡山県が推奨する県内のサイクリングルートは全部で8つ。各地の観光地を巡ることができるルート設定で距離や標高差によって3段階にレベル分けされています。

試走の後、岡山市で開かれた協議会の総会では、瀬戸内エリアでそれぞれ独立しているサイクリングルートを県境のない「Setouchi Veloルート」としてネットワーク化することを目指していくことを確認しました。

(岡山県 伊原木隆太知事)
「(協議会が)できて約4年だが、急速に発展して、大きな盛り上がりをみせている。これから地域をあげて 自転車を盛り上げていきたい。また自転車で地域を盛り上げていきたい」

協議会は今後もこうした取り組みを続けて観光客誘致を図り、瀬戸内エリアのサイクリング振興を目指したいとしています。

岡山放送
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