11月7日は二十四節気の一つ「立冬」です。秋田市の寺では、冬の間、害虫から松の木を守る恒例の「こも巻き」が行われました。
立川愛梨アナウンサー:
「時折吹く風が冷たく感じる中、松の木はまるで腹巻をしているかのよう。木々も冬の支度を始めている」
秋田市の天徳寺では、毎年「立冬」に合わせて松の木をわらで包む「こも巻き」を行っています。
「こも巻き」は、暖かいこもの中に害虫を誘い込み、春先に取り外して焼却する昔ながらの駆除方法で、この時期の風物詩になっています。
7日は作業員6人が、寺の門や本堂付近の松の木約100本に次々とこもを巻きつけていました。
7日朝の秋田市の最低気温は10.3度と10月中旬並みで、平年よりも暖かい朝を迎えましたが、外での作業は体にこたえているようでした。
7日に巻かれたこもは、2026年3月の啓蟄の日に外されます。