人身被害が相次ぐ中でクマの捕獲体制を強化しようと7日、環境省が元警察官に対して狩猟免許の取得を要請する方針であることが分かりました。
秋田県内では2025年度、6日までにクマに襲われて4人が死亡、57人がけがをしているほか、1万件以上の目撃情報が寄せられています。
高齢化などの影響で全国的にハンターが減少傾向にあることから、環境省が、人身被害が相次ぐ中でクマの捕獲体制を強化するため、元警察官にも狩猟免許取得の呼びかけを行うことが分かりました。
今後、警察庁を通じて要請を行う方針です。
石原環境相:
「一般のハンターの方、ある意味ボランティアの方はだんだん高齢化している。しっかりと緊急銃猟ができる人材を確保していかなければいけない」
環境省では他にも、狩猟免許を持つ自治体職員、いわゆるガバメントハンターへの交付金の創設を進めるなど取り組みを急いでいます。