5日夜、沖縄県の普天間基地で米軍の戦闘機の離着陸が相次ぎ、聴覚機能に異常をきたすレベルの騒音が確認され、宜野湾市には「爆音で眠れない」など、市民から85件の苦情が寄せられたということです。
普天間基地では、6日も外来機のF-35戦闘機が轟音とともに着陸する様子が確認されました。
普天間基地で戦闘機が頻繁に離着陸しているのは、11月2日から始まった米軍の即応訓練の影響とみられます。
宜野湾市によりますと、市内では5日、100デシベルを越える騒音が36回確認されたということです。
また、日米の騒音防止協定にかかる午後10時以降にも、100デシベルを越える騒音が5回確認され、このうち上大謝名地区では、午後10時26分に聴覚機能に異常をきたすとされる112.4デシベルが観測されています。
宜野湾市には、5日だけで85件の苦情が市民から寄せられていて、そのなかには「爆音で眠れない」といった声や、「子どもたちが怖がっている」などの苦情が寄せられたと言う事です。
即応訓練は7日まで予定されています。