福岡市の商業施設「マリノアシティ福岡」跡地に、『三井アウトレットパーク福岡(仮称)』が九州初進出することが決まり、2027年春の開業を目指して着工した。パーク内には、国内外のブランドや飲食店など、アウトレットモールとして九州最多の店舗が入る予定で、アジアなど、海外からのインバウンド客も見込んだ品揃えに期待が寄せられている。
“マリノア”跡は『三井アウトレット』
九州初の本格的なアウトレット施設として2000年にオープンした「マリノアシティ福岡」。シンボルの観覧車も人気で、多くの人達に親しまれてきたが、建物や設備の老朽化などのため2024年8月に閉館。福岡地所と三井不動産が共同で建て替えを検討していた。

その跡地に建設が決まった『三井アウトレットパーク福岡(仮称)』の延床面積は、約11万7800㎡。地上2階建ての新築商業棟と既存のアウトレット棟をリニューアルする地上4階建ての商業棟に加え、地上6階建ての立体駐車場と地上4階建てのリニューアル立体駐車場で構成されている。

店舗は、インターナショナルブランドからセレクトショップ、スポーツ、アウトドア、キッズブランドの他、飲食ゾーンも含め、アウトレットとしては九州最大となる約200店舗が揃う予定だ。

建設地は、福岡市西区の湾岸部に位置しており、最寄り駅である福岡地下鉄空港線の『姪浜』は、『福岡空港駅』から約25分と福岡空港や博多駅、天神からも交通の利便性が高い。そのため若者や家族層を中心に国内外からの来場に期待が寄せられている。
2027年春に開業予定の『三井アウトレットパーク福岡(仮称)』は、2025年11月4日にグランドオープンした『三井アウトレットパーク岡崎』(愛知県)の施設よりも店舗数が多く、三井不動産は「若者やファミリー層を中心に国内・海外問わず、幅広い客層の方に来場いただきたい」と期待を寄せている。
(テレビ西日本)
