
スーパーセンターアマノ 男鹿店・藤田伸一次長:
どうしてもカートを使うお客様が多い店ではあるが、クマが出たから仕方がないという声をいただいている。

自動ドアを手動に変更する対策は、秋田県内の公共施設や道の駅、飲食店など多くのところで行われていた。

4日、青森県では自動ドアから建物に侵入するクマが出没。西目屋村の役場に侵入したクマは、何度も自動ドアに激突した。

正面玄関の自動ドアに体当たりしながら役場に侵入したクマだが…。

立ち去る際も自動ドアにぶつかっていた。
専門家「襲われる可能性が十分にある」
各地で相次ぐクマ被害。
番組が入手したのは、クマが鳴く様子を捉えた動画だ。
山の中から驚きの鳴き声が聞こえてきた。

「くわ くわ」
撮影者:
えっ!? 何これ?

鳴き声の先に恐る恐る近づくと、そこにいたのは“子グマ”だった。
長野・上田市でこの動画を撮影した男性は…。

子グマの鳴き声を聞いた男性:
一番近いのはシカだと思う。シカの声に似てる。でもこんな感じではない…クマだとは思わなかった。
ほとんど聞くことがなく、謎に包まれている“クマの鳴き声”。

「めぇ~めぇ~」
親グマのあとを追う子グマが羊のように鳴いている。

専門家によると、こうした子グマの鳴き声が聞こえた場合は、“危険なサイン”だと指摘する。

岩手大学農学部・ 山内貴義准教授:
一番危険なのは、子グマが母親を呼ぶために犬や猫のような甲高い声で鳴く。子グマがいるということは、近くに親グマがいる可能性は高い。襲われる可能性が十分にあるので、いち早くその場から退散する。

環境省によると、2025年4月から9月までに北海道と九州、沖縄を除いたクマの出没件数は約2万800件に上っていることが分かった。過去最多だった2年前を大きく上回るペースとなっている。
(「イット!」11月4日放送より)
