中国はミャンマーを拠点に詐欺などを繰り返していた犯罪グループの幹部ら5人に死刑判決を言い渡しました。
国営の新華社通信などによりますと、広東省深セン市で4日、ミャンマーを拠点に詐欺などを繰り返していた中国系犯罪グループ「白家」の幹部らの一審の裁判が開かれました。
裁判では、グループの主導役の白所成被告ら幹部5人に死刑判決が言い渡され、別の幹部2人も執行猶予付きの死刑判決が下されました。
「白家」は詐欺や賭博、売春などを繰り返していたほか、中国人6人の殺害にも関与していて、犯罪で得た資金は日本円で5800億円以上とみられています。
ミャンマーを拠点にした中国系犯罪グループを巡っては、日本人が詐欺行為に加担させられていたことも分かっていますが、今回のグループが関与していたかは明らかになっていません。