首里城再建の機運を高める「首里城復興祭」が三連休を通して開催されました。琉球王国時代の行事を再現する古式行列や、ランタンのあたたかな燈が首里の城下町を彩りました。

奉神門からお出ましした国王と王妃。
そのすぐ後ろには2026年に完成予定の首里城正殿が朱色に輝く姿がみえました。

毎年文化の日に開催される「古式行列」は、琉球国王が国の平和と五穀豊穣を祈願する当時の様子を再現したものです。

山城志穂記者:
6年越しに姿を見せた首里城正殿を望む中、今年の古式行列も華やかに行われています

沿道には多くの観客が詰めかけ琉球王国時代の風景を味わっていました。

見物人:
首里城もあと1年でできるということで、盛り上がって楽しいです

見物人:
地元の方も協力してやっていると思うので、地域で盛り上がる感じでとてもよかったと思います

見物人:
王様も王妃様も綺麗で。いろんな昔の姿の人が歩いているのがおもしろかったです。みなさんの努力を感じるし、愛着心が湧きますね。

見物人:
王妃様がにこにこしていた。王子様はあんまり笑っていなかった

見物人:
2000年に首里城の王妃をやりました。懐かしいなと思って。(正殿が)見えているもんね、感動です。本当に感動です

2日行われた「首里城うむいの燈ランタンウォーク」は、首里城再建の願いを希望に変えていこうと、首里城火災の翌年から始まったウォーキングイベントです。

心地よい秋風のなか、県の内外から集まったおよそ1000人が色とりどりのランタンを手に県庁前から首里城公園までの約4キロを練り歩きました。

参加者:
足がつかれたけど初めて体験できて、首里城も初めて見られたので楽しかったです

参加者:
3年くらい応募していて今回初めて当たったんですが、孫と一緒に歩けていい思い出になりました

再建への思いとともに参加した人の姿もありました。

参加者:
(首里城に)久しぶりに来たんですよ、嬉しかったです、感動しました。もう一回復興した首里城が見たい

参加者:
焼けたときが一番悲しかったですが、是非また復興した際には首里城に立ち入って見に行きたいです

今年も首里城には再建を心待ちにする人たちの思いが込められた希望の燈が届きました。

沖縄テレビ
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