V・ファーレン長崎の16試合連続無敗記録がついに終わりを告げた。高木監督就任後、好調を維持してきたチームだが、2日の磐田との一戦で、17試合ぶりの黒星を喫した。
元日本代表GK川島の好守に阻まれ…
明治安田J2リーグ第35節。1年でのJ1復帰とプレーオフ圏浮上を目指す8位・磐田との対戦となった。
序盤から攻勢をかけるV・ファーレンは開始早々、澤田がシュートを放つも元日本代表GK川島がセーブ。その後も3分に笠柳のクロスから翁長がヘディングシュートを放つがこれも川島に阻まれた。17分にはマテウスのスルーパスから山口がシュートを放つも、ここも川島の好守に遭い得点に至らなかった。
試合展開は徐々に磐田ペースとなり、前半43分、V・ファーレンはPKを与えてしまう。これを決められ磐田に先制を許した。
1点ビハインドの後半13分、ピンチを迎える。GK後藤が飛び出し無人のゴールにシュートを打たれるが、クロスバーに救われた。追いかけるV・ファーレンは後半33分、江川がシュートを放つもゴール右に外れる。
後半アディショナルタイムにはフリーキックのチャンスを得る。中村のキックに江川が頭で合わせるがわずかにゴールの左に外れた。最後までゴールを奪えず、連続無敗記録は16で止まった。
試合後、高木琢也監督は「アウェーのための準備をしながら次のゲームに向けて本当に全力を尽くしたい」とコメントした。
3位千葉との勝ち点差「1」
敗戦は6月22日の第20節・熊本戦以来の黒星となった。攻撃で形を作れず、後半は決定機がほぼなかった。
順位表では17試合ぶりの黒星で勝ち点は63のまま。1位水戸と3位千葉は勝利したため、1位の水戸との勝ち点差は「4」に広がり、3位の千葉とは「1」に縮まった。
いよいよリーグ戦も残り3試合となった。8日(土)はアウェーで愛媛戦。1週空いて23日(日)にホームで首位の水戸との対戦となる。最終節は29日(土)アウェーでプレーオフ圏内の徳島との対戦だ。
全勝すればこのまま自動昇格圏内をキープできる。まずは愛媛戦、全力で戦って勝ち点3を積み上げてほしい。
(テレビ長崎)
