韓国を訪問中の高市首相は、中国の習近平国家主席と初めての首脳会談を行い、午後6時ごろ、取材に応じました。
高市首相:
確認したのは、日中間で戦略的互恵関係、それから建設的かつ安定的な関係を構築する大方針。私から述べたのは、この懸案とか意見の相違があることは事実。だからこそ私たちが直接、率直に対話することが重要だということです。例えば尖閣諸島を含む東シナ海の問題、レアアースなどの輸出管理の問題、それから邦人拘束の問題について懸念を伝えました。
また高市首相は、日本産の水産物・牛肉の輸入再開についても前向きな対応を求めたことを明らかにしました。
その上で、「懸念があるからこそ、よく話をする」「そして双方に利益となる協力を進めていく」と強調し、「この会談を日中両国が様々な課題に向き合うとともに、協力できることはしっかり協力して取り組んでいく、そういうきっかけとしたい」と述べました。
一方、会談の前、31日の午前中に行われたAPEC首脳会議の前に習主席と撮影し、高市首相がXに投稿した写真について言及する一幕もありました。
高市首相はこれについて、「新入りなので1人ずつ短く挨拶をしてもらったという中で、習主席にご挨拶をさせていただいた」と話しました。
高市首相は11月1日、APECの首脳会議閉幕後、日本に帰国する予定です。
 
       
       
       
         
         
        