特集です。
チャットGTPのような生成AIを使いますか。
この生成AIが今、教育現場にも普及しつつあるんです。
どのように活用されているのか小林秀峰高校を取材しました。
(小林秀峰高校 西村直樹教頭)
「職員の日頃の多忙感とかもありますし、働き方改革の推進という意味で(生成AIパイロット校)指定校を受けることにしました」
県内では、小林秀峰高校と延岡星雲高校の2校が今年度、教師の校務における活用において「生成AIパイロット校」に指定されています。
実際、どのように生成AIを活用しているのでしょうか。
(小林秀峰高校 坂元和久教諭)
「保護者あての文化祭の案内を考えておりまして、どんな文の構成がいいか生成AIジミニーからアイデアをもらおうと思っています」
「ボタンを押してみます」
「今AIからアイデアをいただいた段階なのでこれを他の文書ソフトの方に作成する際にこのアイデアを参考にしながら文書を作成します」
そのほかにもテストの採点や保護者宛の文書、小テストのアイデア出しなど先生によってそれぞれの使い方があるそうです。
(小林秀峰高校 坂元和久教諭)
「時間短縮が図られること、文書の質も向上することが期待されます」
「また浮いた時間を生徒との面談であるとか、ふれあいであるとかそういう活用がよいかなと考えています」
生徒にも生成AIを活用しています。
(生徒)
「文字の大きさを大きくするにはどうしたらいいの」
この授業はウェブアプリのプログラミング作成です。
生徒はアプリで工夫したいことや、プログラミングのエラーにすばやく対応するために生成AIを使いながら進めていきます。
(教諭と生徒)
「音入ってる?入ってないな」
「このプログラムに音声が入らなくて音声の入れ方を聞いてました」
(生徒)
「(アプリの)ボタンの大きさが小さくて見にくかったからチャットGPTに聞いて大きくしました」
「すぐ分かるから(生成AIは)めっちゃ便利だなと思います」
さらに、プログラミングの内容だけでなく、アプリで使う画像も生成AIを使って作成していました。
(生徒)
「指示するのがちょっと難しい。細かく指示しないと外国人になったりとかしちゃうので日本人学生作るなら日本人学生と指示しないといけない」
(小林秀峰高校 稲森大将教諭)
「(生徒は)はじめのころは使っていいのかなというところはあったと思うんですけど、だんだんこう使っていけばいいのかというのが分かってきて積極的に使えているのかなと思っています」
県は、今年度内に生成AI活用の成果を県内の学校にも共有する予定で、教育現場でのさらなる広がりが期待されます。
 
       
         
         
        