福井県警は31日、職員に対する暴行やハラスメント行為があったとして、本部に所属する50代の男性警視を停職1カ月の処分にしたと発表しました。
  
県警によりますと、7月初旬、男性警視の所属する部門から、ハラスメントの窓口である警務部門に通報があり調査したところ、暴行1件、ハラスメント7件が判明しました。
  
暴行の被害を受けたのは男性警視と同じ部門に所属する50代の男性職員で、6月下旬に首を両手で絞められて体を数回揺さぶられたということです。
 
男性警視は「業務上の連絡がなかったことからカッとなってやった」と行為を認めているということです。被害にあった男性職員は8月中旬に被害届を提出しました。
  
また、ハラスメント被害にあったのは同じ部門に所属する40代から50代の男性職員1人と女性職員3人で、書類の不備などを指摘し「血祭りにあげてやる」などを威圧的な発言をしたほか、ハラスメントの噂が流れていることを聞いて「注意してきたやつの名前を言え」などと発言したということです。
  
男性警視は一連の事案について「申し訳ないと思っている」と述べているということです。
  
福井県警はこの男性警視を10月31日付で停職1カ月の処分としました。今回の事案を受け、警務部長は「被害にあった職員はもとより県民の皆様には深くお詫び申し上げます。意識改革を再徹底し、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
 
     
       
         
         
        