鹿児島の秋の風物詩「おはら祭」が2日の夜祭りで幕を開けます。
メインの総踊りには2025年からアニメのキャラクターやユニークな衣装を身にまとう「仮装踊り連」の枠が初めて設けられます。
「仮装踊り連」の参加者の練習をのぞいてみました。
「仮装して別の自分を発見したい」
子供を含む10人ほどで仮装踊り連に参加する「てんまち文庫」のメンバーです。
10年ほど前から天文館本通りのアーケードで、子供たちへの読み聞かせを続けています。
読み聞かせグループ てんまち文庫・有馬尚美さん
「自分ではない人として踊るので、私も別の人になったつもりでできる。いつも以上に張り切れる」
3人が仮装するのは「スタジオジブリ」のキャラクター。
セットで購入したコスチュームを自分でアレンジしました。
踊りの振り付けはネットの映像を手本に覚えました。
「グー、パー、グー、パー」
日ごろなかなか集まれず、別々の練習のため互いの動きを見ながらそろえようと懸命です。
「1,2、3、4。そろえてチョチョンガチョン」
読み聞かせグループ てんまち文庫・原崎智美さん
「仮装というくくりを作ったことで、みんながはじけて、すごく楽しい仮装が見られるのも楽しみ」
おはら祭ではこれまでも仮装はOKでしたが、おはら祭振興会では仮装した団体がまとまって踊ることで祭りのインパクトを高めようと、2025年から仮装踊り連の枠を設けました。
2025年で74回目のおはら祭は約200団体、1万6000人を超える参加のうち、仮装連には6団体251人が参加します。
「こんにちは」
放課後に集まる子供たち。
鹿児島市田上町のダンススタジオで指導するのはダンサーのNa-o!さんです。
「伸ばす、伸ばす。回してジャンプ」
ダンスの練習後におはら祭の仮装用の衣装に着替えます。
アニメのキャラクターやチャイナドレス、ファストフード店の店員などコスチュームはさまざまです。
ネコに仮装
「うれしいです。楽しく大きく踊って頑張ります」
シナモロールに仮装
「シナモロールです。かわいいし、目がキラキラしているから」
練習の開始です。
より表現力を高めて踊ろうとNa-o!さんが指導します。
子供たちとの思い出にとカエルの着ぐるみで張り切る父親の姿もありました。
カエルの仮装で娘と参加
「娘が頑張っているので、パパも頑張らないと」
「『目立ってなんぼ』ということで目立ちたい。本番がめちゃくちゃ楽しみです。(仮装に)抵抗はないです!」
孫に誘われて魔女になったこちらの女性もうれしそうに踊ります。
魔女に仮装(77)
「なんかワクワクします。恥ずかしいけど。Na-o!先生の勢いとパワーにつられて一緒に踊りたいと思って」
小屋studio代表 ダンサー・Naーo!さん
「日常の運動を兼ねてレッスンの中にちょっとずつ練習を取り入れてきたので、より一層華やかにしてみんなで楽しみたい」
このグループはほかの教室の子供たちも含め、約100人でパフォーマンスを披露します。
全員
「みんなではじけて楽しむぞ。おー!」
おはら祭りは11月2日に「夜まつり」、3日に「本まつり」が行われ、仮装踊り連は3日の午後1時すぎからの第3部に登場します。
 
     
       
         
         
        