県警の岩瀬本部長は３０日の定例記者会見で女性の尻などを無断で撮影したとして、減給の懲戒処分を受けた巡査部長ついて「県民の皆様に申し訳ない」と謝罪しました。
県警は、２０２４年多発した不祥事を受けた再発防止策が実行される中で不祥事が続く状況に再発防止策の見直しを検討していて、この秋にも公表予定としました。
鹿児島県警 岩瀬聡本部長
「深刻に深刻に受け止めている。県民の皆様に大変申し訳ない。職員に対する指導をより一層強化することで綱紀粛正を図っていきたい」
県警の岩瀬聡本部長は３０日、県警の幹部も出席した定例記者会見で謝罪しました。
県警の巡査部長は県内で服を着た人の背後や尻などをスマートフォンで無断で撮影したとして２０２５年８月、減給１ヶ月の懲戒処分を受けていて、巡査部長は１０月１４日付けで不起訴処分となっています。
県警では一連の不祥事を受けて２０２４年８月に再発防止策が策定されましたが、２０２５年も２０２４年と同じ警察官５人が懲戒処分を受けています。
再発防止策を進める安達裕也警務部長は、その実効性を問われると
安達裕也警務部長
「再発防止対策の効果がいまだ十分に浸透していないものと言わざるを得ない。再発防止対策の方向性自体が根本的に間違っていると思わないが、その効果が浸透し切れていない点を考えると、取り組みのさらなる評価や高度化を図ることが求められている」
また、この事案が非公表とされたことについて、安達警務部長は「警察庁が示す懲戒処分の発表指針を参考に非公表にした」としました。
県警では再発防止策の見直しを検討していて、この秋にも公表する予定です。
