アメリカのトランプ大統領と中国の習近平国家主席は30日、韓国で貿易摩擦の解消に向けて約1時間40分にわたって会談し、両首脳は対中関税の引き下げや、レアアース規制の延期などで合意しました。
トランプ大統領:
米中は今後長きにわたって良い関係を築いていくでしょう。ありがとう。
第2次トランプ政権では初めてとなるトランプ大統領と習近平国家主席の直接会談は、韓国で約1時間40分にわたって行われました。
トランプ氏は会談後、大統領専用機内で記者団に対し、合成麻薬フェンタニルの流入を理由に中国製品に課している関税を10%引き下げることや、中国がレアアースの輸出規制強化の導入を1年間延期することなどで合意したことを明らかにしました。
また、ロシアのウクライナ侵攻については終結に向けて協力するとしたものの、中国によるロシア産原油の購入は議題に上らなかったとしています。
一方、台湾については「まったく話題にならなかった」と話しました。
トランプ氏は習氏との会談について「すばらしかった」「10点満点中12点だ」と成果を強調しています。