高市首相は韓国で開かれるAPEC（アジア太平洋経済協力会議）の首脳会議に向け、まもなく羽田空港を出発します。
訪問のポイントについて、同行するフジテレビ政治部・木村祐太記者の報告です。
トランプ大統領との会談を終え、少しホッとした様子も見せていた高市首相ですが、息つく間もなく日本を飛び立ち、この機会に合わせ、中国、韓国との首脳会談に臨みます。
注目されるのは、APEC出席に合わせ31日に行う方向で調整している中国の習近平国家主席との初めての会談です。
高市首相は就任後、首脳間の対話を重ねることで「建設的かつ安定的な関係を構築していく」と前向きなメッセージを発信していて、今回の会談をその第一歩としたい考えです。
一方、中国側からは高市首相の台湾をめぐる姿勢や靖国参拝などへの警戒感も出ていて、こうした問題でどのようなやりとりが行われるかが焦点です。
高市首相は30日午後、韓国に到着後、まず最初に韓国の李在明（イ・ジェミョン）大統領と初の首脳会談を行い、31日にAPECの首脳会議に出席します。
来週からは国内で国会審議が待ち受ける中、高市首相としては、怒濤の「外交ウィーク」の締めくくりとして存在感を示したい考えです。
