ハリケーン「メリッサ」の直撃を受けたカリブ海の国々では、死者が子ども10人を含む、少なくとも28人にのぼり、被害がさらに拡大する見通しです。
ハリケーン「メリッサ」は29日、5段階で最も弱い「カテゴリー1」に勢力を弱めました。
ハイチの現地当局は29日、ハリケーンによる暴風雨などにより、これまで子ども10人を含む少なくとも23人が死亡し、17人が負傷したほか、行方不明者が13人にのぼると発表しました。
また、初めて「カテゴリー5」のハリケーンの直撃を受けたジャマイカでは、西部のブラック・リバー地区で4人の遺体が見つかったと、現地を視察した閣僚が明らかにしました。
このほか、隣国ドミニカ共和国でも1人が死亡しています。
一方、同様に直撃を受けたキューバ当局は「顕著な被害」を受けたとしていますが、全容が把握できておらず、今後被害が拡大するおそれがあります。