宮城県知事選挙で6回目の当選を果たした現職の村井氏が、SNSでの誹謗中傷に対し、法的措置の準備を進めていることを明らかにしました。
10月29日、宮城県庁で行われた付与式では、県選挙管理委員会の櫻井正人委員長から、現職の村井嘉浩氏に当選証書が手渡されました。
県政史上最多となる6回目の当選を果たした村井氏ですが、村井氏によりますと、今回の選挙戦期間中、SNSで県の水道事業や白紙撤回した土葬墓地などに関連した、事実とは異なる情報が拡散されたということです。
村井氏はこれまでも自身のインスタグラムに、法的措置を検討していると投稿していましたが、29日、改めて名誉棄損罪などの刑事告訴も視野に準備を進めていると明言しました。
宮城県 村井知事
「名誉毀損・侮辱罪、こういったようなものは告訴したいと思いますし、公職選挙法違反があれば告発していきたいと思っています。こういうことが起こらないようにしないといけない。厳しい態度というものが必要になるのかなと私は思っています」
また、29日の付与式で県選管の櫻井委員長は、SNSでの誹謗中傷について、「表現の自由に配慮しながら、公正な選挙をどう構築していくか、議論を深める必要がある」と述べています。