全国でクマによる被害が相次いでいることを受けて、文部科学省は近く、学校にクマが侵入した場合の対応などについて全国の教育委員会に通知する方針です。
クマを巡っては市街地などでの目撃情報や被害が相次ぎ、屋外での活動の中止や登下校時の保護者の送迎など学校生活にも影響が出ています。
こうした事態を受け、文科省は、通学時の注意点や学校に侵入した場合の具体的な対応を全国の教育委員会や私立学校などに対し、早ければ10月中にも通知する方針です。
「クマの足跡を見たらその場を離れる」「学校のゴミ集積所に鍵をかける」といった具体的な対策を示した上で、災害時などの教職員の対応をまとめた「危機管理マニュアル」に盛り込むよう促す予定です。
