海外で大規模災害が起きた時に派遣される「国際消防救助隊」の合同訓練が28日、佐世保市で行われました。

合同訓練には、長崎県と佐賀県で「国際消防救助隊」に登録されている隊員など24人が参加しました。

訓練は建物が倒壊し、がれきに挟まれ取り残された人がいるという想定で行われました。

この国際消防救助隊は、海外で大規模な災害が起きた時に派遣され、救助活動をするスペシャリストの部隊です。

県内では長崎市と佐世保市の消防局からそれぞれ6人が登録されています。

訓練では、エンジンカッターを使って重さ1トン、厚さ20センチあるコンクリートに少しずつ切り込みを入れるなど、安全に救助するための手法を確認しました。

合同訓練では所属が異なる隊員同士がそれぞれの機材の使い方をレクチャーするなど有事での連携に備えました。

佐世保市消防局 森博紀 消防司令補
「国内外問わず、私たちは災害が発生した場合に海外でも活動することがある。一番はチームワークだと思うので、現場活動でも生かしていきたい」

国際消防救助隊は、2023年に発生したトルコ・シリア大地震など、これまでに22回派遣されていて、合同訓練の開催は2年ぶりだということです。

テレビ長崎
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