10月28日、アメリカのトランプ大統領と首脳会談を行った高市早苗総理大臣。就任早々、SNSなどで話題となっているのが「バッグ」です。製造している長野県御代田町のメーカーには注文が殺到していて、担当者は「身が引き締まる」などと話しています。

トランプ大統領と日米首脳会談を行った高市総理大臣。10月28日で就任から1週間です。

言動が注目される中、SNSなどで話題となっているのが、高市総理が愛用している黒い手提げバッグ。SNS上では「早苗バッグ」などと呼ばれています。

濱野皮革工藝・小林孝典さん:
「デザインが似ている。一番の特徴の下までのファスナーが開く部分が似ている。(官邸入りは)高市総理にとって大事な一場面だったと思う。そういうシーンでお選びいただいていたなら身が引き締まる」

製造しているのは御代田町にある創業145年の老舗バッグメーカー「濱野皮革工藝」です。

高市総理が持っていたのは「グレースディライトトートバッグ」。

牛革100%で、8色のカラーバリエーションがあり、働く女性に人気のモデルです。

濱野皮革工藝・小林孝典さん:
「特徴は軽さと使いやすさとエレガンス。職人が革の特徴を見極めて一つ一つ仕立てている」

(記者リポート)
「革の質感でとてもしっかりしているんですが、持つととても軽くて使いやすそうです」

メーカーによりますと、高市総理の就任以降、注文が急増しているということです。

ホームページには「注文が集中しており、半年分の工場の生産量を現在ご注文頂いている状況です」(10月28日時点)。

現在、黒に絞って注文を受け付けていて、発送は2026年4月以降になりそうだということです。

メーカーの担当者は、反響の大きさに驚いています。

濱野皮革工藝・小林孝典さん:
「バッグ自体30年前から作っているので、時代を超えて注目いただけてうれしい。これからも時代に左右されず濱野皮革工藝らしいバッグ作りを続けていく」

長野放送
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