10月28日の北海道旭川市。
昼頃から雪が強まり、雪景色に変わりました。
北海道は、上空に真冬並みの寒気が流れ込んでいる影響で、日本海側を中心に雪が降っています。
旭川市では、午後1時に積雪1センチを観測。
今シーズン初の積雪となりました。
視界が悪くなるほど、雪が強く降ったのは、上川町の層雲峡温泉です。
午後5時の積雪は、道内で最も多い24センチ。
10月に20センチ以上の雪が積もるのは、9年ぶりです。
突然の大雪に温泉街の人は…
「ここまで雪が早く降るっていうのはなかなかないと思います。この風景とまた半年ほど付き合わないといけないなということですごく大変だと思います」(層雲峡温泉の従業員)
「すごいですね。初めてだからびっくりしました。きれいだなと思います」(ベトナムから来た女性)
「札幌の定山渓ではベンチの上に雪が積もっていますが、シャーベット状になっています」(吉村直人記者)
札幌は、一日を通して、湿った雪が降り、南区では、屋根や車の上にうっすら雪が積もりました。
「5cmまではないかな。3~4cmは降っていた。ここまで降ったのは今シーズン初めてだね」(札幌市民)
突然の本格的な雪に慌てて車のタイヤ交換をする人の姿も。
「(雪が)大したことないかなと思っていたけどこれから出かけるから。(タイヤ交換を)10月にやるのは久しぶり」(札幌市民)
また、日本海側を中心に、風が非常に強く、最大瞬間風速は初山別村で30メートルを超えるなど、留萌地方で2025年、最も強い風を観測しました。
この暴風の影響で被害も。
留萌市では、午前7時40分頃、70代の女性が風で倒れたゴミステーションに左足を挟まれ、大腿骨を骨折する重傷です。
また、函館市では、午前11時ごろ、20.7メートルの突風が観測され住宅の物置が風で飛ばされ、一時道路をふさぎました。
道内は、風のピークは過ぎましたが、雪のピークは28日夜となる予想で、日本海側北部では、更に40センチの大雪となりそうです。