10月28日午後3時15分ごろ、北海道砂川市のJR函館線で、走行中の特急列車がヒグマと衝突する事故がありました。この事故の影響で、一部区間が運転見合わせとなり、特急4本を含む列車8本が運休しました。

 事故があったのは、JR函館線の豊沼駅から砂川駅の間です。

 10月28日午後3時15分ごろ、札幌発旭川行きの特急ライラック23号がクマと衝突し、線路上に停止しました。

 この衝突によるケガ人はおらず、列車は約15分後に運転を再開しましたが、下り線の線路内にクマがいて、死んでいるかどうかわからないことから、函館線の岩見沢駅から滝川駅の間の下り線が運転見合わせとなりました。

 JR北海道は、現場に保線作業員とハンターを派遣して線路内のクマを確認し死骸を除去。午後5時20分ごろになってようやく全区間で運転を再開しました。

 この影響で、これまでに特急4本を含む6本が運休しました。

 砂川市では連日ヒグマの目撃や痕跡の情報が相次ぎ、11月7日までヒグマ注意報が発出されています。

北海道文化放送
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