季節は2分化。
四季ではなく、夏と冬の「二季」ともいえる状況になっています。

こうしたなか、島根県警は11月から警察官がネクタイを外して勤務することを認める新しい制服着用のルールを導入。
気候に応じて、警察官が働きやすい環境を整えます。

10月28日、島根県警本部で披露されたのは、ネクタイなしの制服姿。
パトロールなど屋外活動で使用される制服でネクタイ着用を省略。
また、ワイシャツにノーネクタイで刃物などから身を守る「防護衣」を装着しています。

島根県警は、冬の衣替えにあわせて11月1日から制服着用のルールを改定。
活動用の制服や防護衣を着用する場合、年間を通じてネクタイの着用を省略できるようになります。

ネクタイを外すことで警察官が猛暑の中でも活動しやすくするほか、重さが約3キロにもなる防護衣を装着した場合でも体が動かしやすく、犯人をとり押さえる際の事故防止が期待できるということです。

島根県警地域課・宮本諭さん:
ネクタイをつかまれて体勢を崩されたりとか、ネクタイがなくなることで積極的に現場のほうに出られるようになれます。

島根県警会計課・伊藤祐弥課長補佐:
現場の警察官が働きやすくなることで、県民の皆様へ治安提供の向上を計っていきたいと考えています。

県警は警察官が働きやすい環境づくりの一環として、県民に理解してもらえればとしています。
一方、鳥取県警はクールビズの期間を除いてネクタイの省略を認めていませんが、今後、他の都道府県の状況をみながら導入を検討する方針です。

TSKさんいん中央テレビ
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