ロシアを訪問中の北朝鮮外相がラブロフ外相と会談を行い、「協力関係が一層深まっている」と述べました。
モスクワを訪問中の崔善姫(チェソンヒ)外相は27日、ロシアのラブロフ外相と会談しました。
会談は、2025年7月にラブロフ外相が北朝鮮の元山(ウォンサン)を訪問して以来で、ラブロフ外相は戦略的パートナーシップの一環として議会や政党間の連携を強化する「議会間委員会」の設立で合意したと明らかにし、「この3カ月半でロシアと北朝鮮の関係は確実に前進した」と強調しました。
これに対し崔外相は「科学や教育、医療などあらゆる分野で大きな成果を収めている。外交面では戦略的連携が強化され、協力関係が一層深まっている」と応じました。
崔外相はロシア訪問後、28日からベラルーシのミンスクで開かれる安全保障会議に出席する見通しです。
北朝鮮との対話再開に意欲を示すアメリカのトランプ大統領がアジアを歴訪するなか、崔外相のロシア訪問は北朝鮮がロシアとの関係を重視する姿勢を改めて示したかたちです。