地球の活動の歴史を間近に学べるとして「三陸ジオパーク」に認定されている沿岸16市町村のトップが、その地域の名所を巡るツアーが、10月27日に岩手県陸前高田市で行われました。

ジオパークとは「大地の公園」を意味していて、青森県八戸市から宮城県気仙沼市までの16市町村で構成する「三陸ジオパーク」では、各地で地球の活動の歴史を実際に見ることができます。

その魅力を再発見する今回のツアーは、「みちのくの金と人々の歴史」がテーマとなっていて、最初に、津波で全壊し2025年3月に復旧した県指定文化財「旧吉田家住宅主屋」を訪れました。

仙台藩の数少ない遺構であるこの住宅は、津波で流された部材の6割ほどを回収し復旧していて、気仙地区の歴史的なシンボルとなっています。

また、一行は、平泉の黄金文化を支えたとされる玉山金山も訪れ、地元のガイドから遺跡について説明を受けました。

三陸ジオパーク推進協議会長 中村尚道宮古市長
「地域の成り立ちをしっかり把握することで(三陸の魅力を)伝えていきたい」

市町村長によるこのツアーは11月10日に久慈市でも行われます。

岩手めんこいテレビ
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