高校サッカーの話題です。
全国でも強豪とされる大分県の柳ヶ浦高校女子サッカー部が26日行われた選手権の県予選で6年連続10回目の優勝を果たしました。
チームを支えるマネージャーを務めるのは香港からの留学生、珍しい経歴もある彼女を取材しました。
10月行われた国民スポーツ大会ではこれまでで最高成績の準優勝を成し遂げた柳ヶ浦高校女子サッカー部。
チームはいま、冬の全国大会での日本一を目指しています。支えるのは香港からの留学生でマネージャーのヤンハイイン・セリーンさんです。
日本やサッカーには元々、興味を持っていてチームが2024年、全国大会で3位になったことを知った父親の勧めで日本への留学を決意しました。
◆ヤンハイイン・セリーンさん
「元々メンバーになりたかったが サッカーはうまく出来ないから、 マネージャーとしてみんなのことをサポートしようと考え女子サッカー部のマネージャーになった」
そんなセリーンさん、実は地元・香港では人気子役として知られているんです。
演技の経験などを通じて人の気持ちを感じとることが出来るようになったそうで悩みを抱えるチームメイトがいれば相談に乗ることもあります。
◆田淵聖那主将
「自分がキャプテンとしてうまくいかないこととか、 チームとしてうまくいかないことがあった時にマネージャーとして、自分の悩みとかを聞いてくれて、 そこでまた頑張ろうという思いや、練習とか試合で絶対に負けないという気持ちがまた芽生えることができた」
◆林和志監督
「非常にチームが苦しい時とか雰囲気が悪い時に、 ずばっとチームに対していろんなこと言ってくれるので非常に助かっている」
チームのサポートを率先して行い部員およそ50人を支えるセリーンさん。学校では生徒会長も務めています。
どんなことにも積極的に取り組むセリーンさんの今後の目標は?
◆ヤンハイイン・セリーンさん
「笑顔でみんなのことを後ろで支えてサポートしながら、いろいろみんなのためにアドバイスやこのチームの空気をもっと盛り上げたい」
日本一を目指す柳ヶ浦高校女子サッカー部は12月に兵庫県で始まる全国大会に臨みます。