10月26日に行われた長野市長選挙は現職の荻原健司さんが2回目の当選を果たしました。一夜明け、「さまざまな課題に真正面から立ち向かう」と抱負を語りました。
現職と新人、5人の争いとなった長野市長選挙。
「子育て支援」など1期目の実績をアップデートすると訴えた現職の荻原健司さん(55)が7万8000票余りを獲得し再選を果たしました。
今回の投票率は37.28%で過去2番目の低さでした。
当選から一夜明け、選挙事務所で取材に応じ、2期目の抱負を語りました。
長野市長選で再選・荻原健司さん:
「また市長としての仕事に取り組む中で新たな緊張感があります。子育て支援、高齢者福祉、公共交通の維持、市内のさまざまな課題に真正面から立ち向かっていきたい」
選挙戦で力を入れて訴えたのは、財源の確保です。市内では、2028年の国スポ開催に向けた公共施設の改修など大型事業が進んでいます。
財政状況が厳しくなる中、さまざまな政策を実現していくためにも、観光や農業、商工業を活性化させ、「稼ぐ力」を伸ばしていきたいとしています。
荻原健司さん:
「伸びしろのある分野にはしっかりと光を(当てて)、力を入れながら、成長の果実を再び市の独自財源として市民ニーズに対応できる政策を打っていきたい」
選挙戦では、複数の候補者が、長野駅前の大規模再開発事業の白紙撤回を公約に掲げました。
荻原さんは、「民間事業であり見直しなどを言及する立場にない」とした上で、事業については、期待感を示しました。
荻原健司さん:
「街中のにぎわいとか、防災対応力、災害対応力、一人でも多くの命を救える環境が整う。老朽化した建物が複数あるものがリニューアルされて、そこにまたにぎわいが戻ってくるのは、長野市の駅前、長野市全体の活性化にも貢献するもの」
荻原健司(55) 無・現 78,076
野々村博美(68) 無・新 19,213
小泉一真(59) 無・新 7,442
平本浩一(59) 無・新 6,800
草間重男(75) 無・新 797